赤城登山鉄道

赤城山 赤城登山鉄道跡から黒檜山~駒ケ岳 (利平茶屋~鳥居峠は4回目の訪問です)

黒檜山標高1,828m ・駒ヶ岳標高1,685m ・標高差、約798m ・歩行距離約13.5km  

行程:利平茶屋公園駐車場(11:18)⇒御神水(11:55~12:05)⇒鳥居峠(12:22)⇒黒檜山登山口
(12:56)⇒黒檜山(13:48~13:58)⇒駒ヶ岳(14:25)⇒駒ヶ岳側下山口ベンチ(14:35~14:55)
⇒覚満淵(15:30)⇒鳥居峠(15:40)⇒利平茶屋公園駐車場(16:28)
 (歩行時間4時間30分:全所要時間5時間10分) am11:18~pm4:28 yahoo地図  

※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
赤城登山鉄道=利平茶屋~鳥居峠、登山道の簡単な説明から
 
高度経済成長期に赤城山観光の目玉として登場した赤城登山鉄道(営業距離1.0km)
S32年7月21日 赤城山頂~利平茶屋開通 ・S42年11月5日休止  ・S43年06月1日廃止

東武鉄道が赤城山観光開発を趣旨として、昭和32年に開通した念願のケーブルカーでした。東武路線を軸とした鉄道とバス経由の独自の策で、観光最短ルートでしたが、新大間々~利平茶屋は悪路で非常に時間がかかりました。モーターリゼーション時代の到来と、昭和41年赤城有料道路南面ルートの開通により、マイカーでの乗入れが支流になり、客足が伸び悩み利用者が激減しました。10年後の昭和42年に休止となり翌年、永久廃線となってしまいました。 現在に至って約半世紀の日々が経ち、当時の名残を感じさせる風化しかけた軌道線跡を、鳥居峠まで辿って歩きました。
赤城登山鉄道(利平茶屋~鳥居峠)は・・・2年前のレポを参考に作成しました。
 利平茶屋~黒檜山・駒ヶ岳の往復      2009/9/17
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先日、四阿山を登ったばかりなので、本日の休日は、ゆっくり過ごそうと思いましたけど結局、赤城山へ思い立ったように向かいました。 ※上記の写真は黒檜山の帰りに撮った黄昏時が迫った覚満淵です。
桐生方面から国道122号線を日光方面へ進んで行くと、下田沢の信号がありますのでR62号線へ左折します。道なりに進んでいくと利平茶屋森林公園の大きい標識がありますので、R70号線へ左折し進みます。突き当り右が、利平茶屋森林公園の大駐車場です。
管理事務所とバンガローを過ぎた左カーブ右に、利平茶屋登山口があります。樹林帯の薄暗い登山道を進んで行くと小さい木の橋があります。2番目の木の橋を渡ると、軌道線跡にでます。
先ずは軌道線跡を下がり、水場へ向かいます。2年ぶりの御神水で、本日の飲料水等はすべて湧水を使用しました。
美人の水・御神水・智慧の水はそれぞれ個性が違う味です。湧水通なので何度も飲み比べをしましたが、やはり美人の水が一番旨かった。※ペットボトル3本に補充して、本日の飲料水とカップヌードル・珈琲用にキープです
ケーブルカー軌道線跡に戻り、コンクリートの歪な800段の階段と中央のコンクリート部分を登り始めますが、いつの間にか大きな落石があったみたいで途中、線路跡が大破していました。 

傾いた軌道線跡を一歩一歩、頑張って登るとやがてレストハウスが見えます。さっき飲んだ湧水が早くも顔から流れ落ちます。山頂駅に近づき「右側写真の現役時代のケーブルカー」が、傾斜58度もある急勾配を走っていたのかと思うと、改めてビックリです。


鳥居峠に到着です。右の写真は現役時代の赤城山頂駅です。ケーブルカーは片道6分で山頂駅を結び、利平茶屋から車で来ると1時間位かかります。旧赤城山頂駅は現在サントリー・ビア・バーベキューホールになっています。赤城登山鉄道の史料を撮りなおそうと思ったら残念ながら休業でした。赤城観光全盛期、ケーブルカー乗車待ちの長い列を撮った写真です。今の鳥居峠からは想像もつきません
鳥居峠から覚満淵へ向かいます。覚満淵の右側から遊歩道を廻り込んで大洞方面へ向かいます。大洞駐車場では団体さんが遠足を終えて早くも撤収していきます。

赤城神社入り口を過ぎると右側に黒檜山登山口があります。下山をして休んでいる御夫婦に挨拶をすると見覚があります。前回黒檜山登った時、北側展望場所の私の近くで昼食を終えて、昼寝をしていたご夫婦でしたので驚きです。

猫岩付近より大沼と地蔵岳を眺めると、予想通りガスで視界不良です。高度を上げていくと落葉樹が早くも紅葉の準備をしています。分岐少し手前から、団体さんのシンガリチームの後をゆっくり登ります。
山頂は全くの視界不良で、団体さんも、アレ~!とか言って残念がっていました。ガイドさんが午後2時に出発ですよ~と言ってましたので、昼食をしたら団体さんの後になってしまうので我慢します。山頂は満席なので北側の絶景ポイントへ移動します。
やはり、視界不良です。団体さんの出発前に移動開始です。赤い鳥居のある御黒檜大神です。
お腹がペコペコですのでペンチがある大洞への下山口へノンストップで向かいます。中タルミを過ぎてガスで視界不良の駒ヶ岳も通り過ぎ、やがてベンチへ!2つのベンチは使用中ですので奥のへんぴな場所にしかたなくザックを下ろします。すると右側のベンチが空いたじゃありませんか!
 
隣のベンチで寛いでいた感じの良いご婦人は賓が良く、大変垢ぬけていらっしゃいました。埼玉と地元群馬の方で、しばしの会話を楽しみます。※許可をとって撮影と掲載をしました。お湯も沸いたのでやっと昼食にあり付けました。何時もの昼食ですが本日はBIGなカップにしてみました。
昼食を終え、珈琲タイムと思ったら、何やら先ほどの団体さんの気配が迫って来ますので、急いで片付けを済ませ撤収です。
帰りの覚満淵は本当に静かで黄昏ます。鴨の親子がほのぼの寛いでいました。
鳥居峠からの帰りは違うルートを使います。サントリー・ビア・バーベキューホールの右手を進み、車止めを越えて300m位歩くと左側に登山道がありますので、ここを利平茶屋方面へ下がります。途中、軌道線跡と合流しますので、来た道を帰ります。
下山終了です。登山口を出てから少し右に行くと「利平茶屋駅跡」に作られた水場と東屋があります。昔は沢山の観光客で賑やかだったのでしょうね。
東屋の裏手に利平茶屋駅の軌道跡があります。新しい標識があり、現在は登山道の近道になっているみたいですので、次回は探索をして調べてみようと思います。左手の橋を渡ると鳥居川沿いの遊歩道になり、小さい滝もあります。
利平茶屋公園には立派なバンガローが沢山あり、宿泊キャンプも出来ます。公園内は鳥居川が流れていて、バーベキューや夏の水遊び、鳥居川に沿って遊歩道が整備され、ハイキングなど自然を満喫することができます。帰りは、しぶかわ市民特別無料招待券を使って『ばんどうの湯』で汗を流します。

途中に咲いていました。
おまけ
 
赤城軌道線跡は、登山道として再復活されていますが、ちょっぴりマニアックなコースなので歩く人
 は少ないです。今回で軌道線跡は4回目になり、私的に黒檜山・駒ヶ岳・覚満淵遊歩道は歩き慣
 れていますので組合わせて歩いてみましたが、赤城山を奥深く満喫できました。

天候:晴れ時々、花曇り(ガスっていました)
出会った人:赤城軌道線跡は貸切 赤城山:25人位
当てにならない疲労度:★★☆☆☆ (hiruma 様 リベンジしました)

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